大いなる嘘の物語?いや、これはただのゲーム。 グッドライアー 偽りのゲーム

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その他

画像は公式サイト様より引用させていだきました

https://wwws.warnerbros.co.jp/goodliar/index.html

オススメできる方

  • 詐欺師の手口を知りたい方
  • 人とは何かを考えたい方
  • 善悪を損得の面で考え直したい方

嘘といえば必然的にネガティブなものに該当されます。プラスにするには大概、何かしらの就職語が必要になりますね。(例:優しい嘘、役立つ嘘、必要な嘘etc)

罰としてのイメージも多く、有名所では生きていて嘘ばかりついていたら、死後に閻魔大王に舌を抜かれるというものがあります。これは子供心でもおっかないですし、大人で考えてもゾッとしますね(舌が引っ張って抜けるものなのかという余計な考えが大人及びちょっと賢い子供だと想像してしまいますが

とはいえ、嘘はやはり便利なもの。罪を隠す、お金を楽に得る、身を守る、ライバルを蹴落とす、あるいは、大いなる敵を打ち倒す、敵を味方にする、用途は計り知れません。

意外と漫画や小説でも、味方サイド、それも主人公が嘘をつくということもよくあり、それに対して大した罪もなく、もっといえば称賛されるといった事態もありえます。

嘘は身近にある最も恐ろしく、便利で、汎用性が高いものです。嘘も方便ということですかね。

さて、今回の映画ですが、そんな嘘だらけの物語です。

あらすじ

財力を持ちながら孤独感を埋めるために友人を求める老婦人であるベティ、同じように伴侶を求める、一人の老紳士、ロイ。否、詐欺師です。二人はとあるサイトで出会い、最初から意気投合していき、やがて大きく関係を強めていきます。

当然、ロイの目的は結婚ではなく、とある詐欺行為に老婦人を陥れ、大金をせしめて逃げることが目的でした。

偽りのやりとり、偽りの優しさ、そして嘘に嘘が重なっていき、終盤に進むにつれ、詐欺師の恐ろしき計画は静かに進んでいきます。それは、詐欺師の仲間ですら咎めるほど冷酷に、残酷に、そして狡猾に。

これはただのゲームです。そしてゲームに他人が干渉することはできません。あなたが見ているこの映画のジャンルはクライム・サスペンスですが、ゲームで言うのならばジャンルはどうなるのでしょうか。

強い闇と浅い光

詐欺師と被害者が主人公ともいえる今作、当然、悪の側面が強く出る物語です。ぱっと見幸せそうだったり、優しそうな関係はすべて表面の、それも非常に浅い部分しか描写されません。

現実もこうなのか、いや、もう少しマシなのかはわかりませんが、やはり幸せそうかどうかなんてのはあくまでも客観的にしかわからないのです。

少なくとも偽りだと知っているのは、詐欺師であるロイのみであり、他の人間には誰もわからないのです。

浅い光の部分だけ見て羨むぐらいなら、最初から周りの全ての光を浅いと考え、自分の光を強くしたほうがいいかもしれません。

また、逆のことも言えますね。

浅い闇の底に強い光があることもあります。

人から見ていくら不幸そうに見えても本人が「辛い」と言っていても本人的には幸せだったりすることもあります。

最もこういう方がいるので本当に助けを求めている人がわからなくなっていることもあるのでなかなか功罪の強い話です。

詐欺師の恐るべき力

詐欺師は恐ろしい能力を持っています。計画性、演技力、人脈、準備にかける用意周到性、不測の事態に対するアドリブ能力、そして、目的のためなら手段を選ばない残虐性、全てがこの詐欺師の強さを物語っています。

嫌悪感よりもむしろ、羨望を抱き兼ねてしまいそうなほど優れた人間とも言えるでしょう。

昔、とある犯罪心理学者によると「犯罪心理を探求するものは、犯罪心理に魅了されてはならない。そしてその可能性があることを常に頭において置かなければならない」という言葉を残しましたが、まさに詐欺師を中心に進む物語にも通じるものがあります。

魅了されすぎてもいけませんが、臭いものに蓋をしすぎても、かえってカモにされてしまうかもしれません。

とはいえ、現実の詐欺師はもっと狡猾かもしれませんし、知った気になるというのもそれはそれで怪しい気はしますが、どうせ見習うなら、できる限り合法的かつ人に役立つように見習いましょう。

あるいは現実で似たような技術を持つ人を探してみてもいいかもしれません。(詐欺師以外で)

総評

グッドライアーというタイトルの意味は正直すべて見ても「?」となってます。

あと、一つ。興味を持った方はあまり公式サイトやネットの煽り文などを見ず、まっすぐにこの作品を見たほうがいいかもしれません。(事前情報を調べてから選びたいという気持ちもわかりますが)

ネタバレ禁止の当ブログですが、ネタバレになりそうなものに警鐘を鳴らす活動も少しします。

嘘だらけの物語ですが、嘘を嘘と知りつつ、傍観するのもいいと思います。岡目八目という私の好きな言葉あるのですが、その状態になるには一度傍観者になる必要がありますので、現実でもしかしたら役に立つかもしれません(利用される可能性もありますが)

ある程度色々サスペンスを見た方でも、最後の展開はなかなか鳥肌が立つと思いますよ?

そして最初から見るとやはり物語が全体的に違って見えてきます。

これがクライムサスペンスの醍醐味と言えるものなのだと思いました。

課題

今回から始まりました。

要点を述べないのがこのブログのルールですが、それはそれであまりにも味気ない形がするので、私から課題を出します。とはいえ、この課題に答えてほしいわけではありません。もう一度いいますよ?

の課題に答えてほしいわけではありません。というかネタバレになるので答えないでください。

ただ、この課題を解ければ少なくとも私がどこが貴重だと思ったか、あるいは私がどのように見てほしいかわかります。とはいえ、無理にやる必要はありません。あくまでも参考にしてください。

課題は基本3つ出します。

では、今回の課題です。

  • 1:私がこの詐欺師をかなり褒めていますが、どの部分をどの部分で判断したか、それぞれ探してみてください。いくつあっても構いません。
  • 2:この物語に出てくる計画は大きく分けて3つです。全部まとめてください。
  • 3:実はこのブログ内で一つ、嘘をついています。(明らかに露骨に嘘を付きました)全部見たあとでそれがどこか探してみてください。

余談

クライムサスペンスというジャンルを初めて知りました。似たような物語は色々見てきたと思いますが、ネガティブ感強めの当ブログにおいて今後も重要視していきたいと思います。

ネット動画です。

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