映画『ブルース・オールマイティ」(監督:トム・シャドヤック)を紹介します。あなたの願いが全て叶わない理由、いえ、○○がわかります。

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映画 その他

最初に

流れ星にお願いをする人のイラスト

皆様はどんな願いを持っているでしょうか?

お金、食べ物、仕事、趣味、恋愛、そして人生全体において、願いというものは様々です。

そして、欲望や夢ともまた、混ざりやすいのも特徴と言えますね。大金持ちになりたい、美味しいものを食べていきたい、働かずにいきていきたい……などは夢や願いというポジティブな表現よりもネガティブな欲望と捉えられがちです。

いずれにせよ、叶う願いより叶わない願いのほうが多く、そんなときに「どうして願いがかなわないのか」と憤慨することはありませんか?

そんなネガティブな気持ちを別の力に変えられる映画

がこちらです

『ブルース・オールマイティ』

ちなみに実は、この本に教えてもらった映画です。

どんな映画?

アナウンサーであるブルースが、神様から全知全能という文字通りオールマイティな能力をもらい、はちゃめちゃな珍走劇を繰り広げる物語です。

ジャンルとしてはコメディですが、何をやってもうまく行かないブルースの怒り、願い事がすべてかなったら良いなと思う人の心、そして本当に大切なものはなんなのか、という心に迫る物語でもあります。

この映画を見れば、楽しみ、笑いながら、願いについてのポジティブ面とネガティブ面、そして自分の願いについて色々な視点で考えることができるでしょう。

色々なことがうまく行かなくて落ち込んでいる人に特におすすめの映画です。

あらすじ

ブルース・ノーランはトークがうまく明るい男でした。しかし、40代過ぎてもずっとアナウンサーであり、新人ばかりが出世していく現状に内心ではかなり焦りと憤慨を抱いていました。

そんな、ある日ナイアガラの中継で今までの鬱憤が爆発して、ハプニングを起こしてしまい、とうとう会社も首になってしまいます。

恋人には八つ当たりしてしまい、上司には怒鳴り散らし……。

願いがかなわない人生に嘆き続け神を罵倒するブルースに「とある場所に来るように」という一つの連絡が入ります。指示された場所にいた一人の男に超常的な現象で様々な奇跡を起こされ、戸惑うブルース、そんな彼に”神”と名乗った男は言いました

「お前に神の仕事を与える。ここを出てからは、私(神)の力は全て君与えよう」と。

当然信じるはずもないですが、その場を去った後に、クリントイーストウッド(おそらくダイハード系の俳優)のように何もないところから銃を出したりモーゼのようにトマトのスープを2つの波に分けたりしているうちに信じずにはいられなくなります。

ルールは2つだけ。1、神だと名乗らないこと。2、人の心は変えないことでした。

そして好き勝手なことを始めます。仕事のために大事件を引き起こしたりライバルを蹴落としたり……自分のことが終わった後は、全ての人々の願いを叶えようとしました。

しかし、善意の行動は、思わぬ結果となっていき、彼は”願い”の意味を思い知っていくのです。

おすすめポイント!

全体としてはブルースのキャラクターがとにかく面白いですね。罵倒だらけのシーンにしてもユーモアがあり、コメディの名に恥じない一方、強烈な教訓が含まれていました。

思わず笑ってしまう超展開

あらすじでも話したとおり、神の力を使えるようになったブルースは様々なことをしでかします。些細ないたずら、困っていた問題の解決、嫌いな人間やライバルへの復讐、恋人へのアピール……等など。

神の力だけあってぶっ飛んでいますが、見ているとコメディ映画の名に恥じない爽快感が浮かんできます。ブルースのキャラクターもあってか、なかなか深刻な事態を引き起こしているはずなのですが、後味の悪さなども特になく、ただただ次に何が起こるのかを楽しめることでしょう。

ブルースはなんだかんだでお人好しな側面が強く、確かに自分のために神の力を使っていますが、実のところ、極端な欲望に溺れたり、地位や名誉を求めることもなく、ただ自分が好きなもの、あるいはやりたいことをやったり、困っていることを解決することにしか力は使っていません。

コメディだからといえば、それまでですが、あまり俗物的すぎないこのバランス感覚も、爽快感を引き上げている要因と言っていいでしょう。

ただし、後半になってからブルース自身が願いについて、そして神の力を使う意味を思い知っていくことになり、爽快感はやや潜めていくことになります。

かなわない願いの大切さを知ることができます。

ブルースは人々の願いを聞くようになり、そして願いを叶え続ける自分を見ていて、願いの意味、そして自分が今まで本当に願っていたものも知っていくようになります。

願いがないなんて人はいません。「現状のままでいたい」「何かを失いたい」あるいは「願いなんていらない」ということだって願いです

しかし、当然全ての願い事が叶うわけはありません。誰かの願い事がかなわないようにと願うことさえ願いです。そしてすべての人の願い事が叶ってしまったら一つ一つの願い事の価値が薄くなる可能性すらあります。

では多くの願いに価値なんてないのでしょうか?いいえ、違います。

かなわない願いも含めて願いは価値があるのです。

誰かの願いがかなったら自分の願いが叶わなくてもいいという自己犠牲的理由ではありません。

願いがかなわないときこそ、大切だとわかるものがあると自分のためにわかるからです。

この映画を最後まで見れば、遅れることなく、「願いがかなわない」ということの大切さを理解できると思います。

そして神様の気持ちもわかるでしょう。

タイトルの○○の答えですが、願い事がかなわないのは、”理由”ではなく、”意味”があるのです。

テーマ「夢と欲望、願い」について

夢、願い、欲望の3つの違いは何なのかがわからないところがあります。少なくとも前者2つががポジティブにとらえられがちで、後者がネガティブにとらえられがちなのはわかります。

ブルースが前半に起こしていた奇跡はアナウンサーとしての地位向上という「欲望」のためでした。しかし、一方でアナウンサーとしての地位をあげることは彼の「夢」のためでもあります。しかし、神の力を与えられ、そしてその過程で、本当に大切なものに気づき、彼が望んでいるものは「願い」に変わっていくのです。

あいまいな存在で上記の3つの存在の印象は良くも悪くも変わっていきます。そしてポジティブな「願い」や「夢」で始めたことが最終的にはただのネガティブな「欲望」になってしまうこともあるのです。そして逆に同じ行動であってもネガティブな「欲望」で始めたことがポジティブな「夢」や「願い」という形に変わっていくこともあります。

ブルースもまた、神の力を得ることは「欲望」から始まりましたが、本当の「願い」に最終的に気づくことになります。しかし神の力がなければ、、言ってしまえば「欲望」がなければ「願い」に気づくことはできなかったでしょう。

つまりは「欲望」から始めた神の仕事が、本当に彼が何よりも大切にしている「願い」を生み出したとも言い換えられるかもしれません。

一つ言えることがあります。

欲望を持つことは最後に願いや夢につながることでもあり、決して恥だけではないということですね。

ちょこっとダメ出し

全知全能感を出したいならもっとアナウンサー関係以外の欲望を叶える部分もあったほうがリアル感があると思い、そういった力に使わない理由がほしかったです。主人公が善人すぎるのかもしれません。

最後に

私も願いを持つことは多く、かなわないことに憤慨をしてしまうことが多いので冒頭のブルースの気持は良くわかります。そして最後まで見て、願いはすべて叶えばいいという問題ではないこと、そして奇跡というものが本当はどういう意味なのかがわかりました。

コメディということで敬遠する方もいらっしゃるかもしれませんが、人生観が非常に深く、多くの人が持つ願いについて、そして神への感情について学べる映画です。

見終わったらあなたの願い事について、そして願い事が叶うというのはどういう意味なのかをじっくり考えてみましょう。

もしかしたら、願い事以上の何かが見つかるかもしれません。ブルースのように。

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ブルース

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